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【中国語コラム】中国人はなぜ「你好」と言わない?本当のあいさつ文化を知ろう

「你好」は正しいけれど、実はあまり使わない?

中国語学習を始めると、最初に必ず習う言葉が「你好(ニーハオ ピンイン:nǐ hǎo)」です。「こんにちは」として世界的にも知られていますね。
ところが、実際に中国人と交流してみると、「你好」と言われる場面は意外に少ないことに気づくはずです。多くの中国人にとって「你好」はフォーマルで少し距離のある表現。学校やビジネスの場では使われますが、日常の会話ではあまり登場しません。
たとえば、ホテルの受付や店員が「你好,欢迎光临!(いらっしゃいませ) ピンイン:huān yíng guāng lín」と話しかけるのは自然です。しかし、友人や家族、同僚に対して「你好」と言うのは、やや不自然に聞こえることが多いのです。

中国人の日常あいさつは「質問型」

中国語のあいさつには、**「相手の様子をたずねる」**形が多く見られます。代表的なものを挙げると次の通りです。

  • 吃了吗?(チーラマ ピンイン:chī le ma)=ご飯食べた?
  • 去哪儿啊?(チューナーア ピンイン:qù nǎr a)=どこ行くの?
  • 忙什么呢?(マンシェンマネ ピンイン:máng shén me ne)=何をしているの?
  • 最近怎么样?(ズイジン ゼンメヤン ピンイン:zuì jìn zěn me yàng)=最近どう?

これらは本当に食事や予定を聞きたいわけではなく、会話を始めるきっかけとして使われます。日本語の「元気?」や「今何してるの?」に近い感覚です。

「你好」は距離を感じさせることも

中国では、親しい間柄ほど堅苦しくない話し方を好みます。そのため、友人や同僚に「你好」と言うと、かえってよそよそしく聞こえることも。職場では、「来了!(来たね!)ピンイン:lái le」「早啊!(おはよう!)ピンイン:zǎo a」など、もっと自然でカジュアルな言葉が使われます。つまり、「你好」は教科書の中では基本でも、**現実の会話では“距離を置いたあいさつ”**になってしまうのです。

地域・世代で違うあいさつ文化

あいさつの仕方は地域や世代によっても変化しています。北京や上海の若者は、「嗨(ハイ)」「哈喽(ハロー)」など英語由来のカジュアル表現を好む一方、地方の年配層では「吃了吗?」が今も定番。このように、中国のあいさつ文化は時代の変化を反映しながら、今も多様な形で生きています。

まとめ:「你好」は入り口。心を近づけるのは“関心の言葉”

「你好」は間違いではありませんが、実際の会話では少し形式的です。本当に自然なあいさつとは、「吃了吗?」「去哪儿啊?」のように、相手の生活に関心を示す一言。それが、中国語で心の距離を縮める最も大切な“あいさつ”なのです。
次に中国人と会ったときは、「你好」ではなく「最近怎么样?」と声をかけてみましょう。きっと、より自然な笑顔が返ってくるはずです。

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